17歳の大人
2001年8月26日8月3日の日記に登場した九州からこっちに
遊びに来ている弟の友達が、明日帰るみたい
なので、家でささやかにお食事会を開いた。
彼のお父さんは元プロ野球選手である。
彼は中学までは自らの意志で野球をやっていたが、
高校に入ったからは自らの意志でボクシングを
選んだ。
彼曰く、「プレッシャーに負けたんですよ、俺」
野球をやっていた頃、遠征などの試合の際、
エラーをすると
「○○の息子なのにだらしがない」
そして、好プレーをすると
「○○の息子だから当然だな」
と、言われたそうだ。
自分がいくら努力しても、いつまでもついてまわる
「親父」の存在がイヤで彼は野球をやめた。
彼はあっけらかんとしていた。
でも、相当な葛藤があったのだと思う。
私は彼がプレッシャーに負けたのだとは思わない。
悩んで悩んで悩み抜いて決めたからだ。
普段家に来て、タバコをふかしている弟の友達とは
大違い。
同い年なのに、弟より遙かに大人。
そして、私よりも大人かもしれないと思った。
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